よく、生徒が「今日、勉強がうまく進まなかった」とか「一問も解けなかった」と言うのを聞きますがそれでも決して無駄に時間を使ったことになりません。ペンを持ち、結果はともかく、考えたという事実が勉強の習慣につながります。
受験科目だけして、他の科目は無駄と思っている生徒や指導者がいますが賛成しかねます。そのような生徒は単に合理性だけを身につけることが多く、たとえ受験がうまくいったとしても、今後の、学校生活や社会生活で起きるいろいろな事態にうまく対応できなくなることがよくあります。
失敗の経験や無駄なことを多くした生徒は自分で気付かないうちに何にでも対応できる逞しさと忍耐強さを身に付けているので、満ち足りた人生を送ることが多いようです。
世の中は、合理主義だけではうまくいかないのが普通です。さあ、恐れずに無駄なことに挑戦しましょう。